徹底比較!とるなら、どっち? VOL.7「販売士」VS「消費生活アドバイザー」 バックナンバーはこちら

日本だけでも1,000種類以上はあると言われている、資格・認定試験。
そして、その中には「この資格とこの資格ってどこが違うの?」と悩んでしまう、よく似た資格も、たくさんあります。
このコーナーでは、名前が似ていたり、分野がかぶっていたり、一見しただけでは、どこが違うのかわかりづらい資格を、さまざまなアプローチから、比較していきます!
第7回目は「販売士」VS「消費生活アドバイザー」
流通業界に関係する2つの資格について検証します。

どんな資格なの?

販売士:消費者が満足できるサービスを提供するプロフェッショナル 消費生活アドバイザー:消費者と企業(行政)のかけ橋的な存在

販売士は商品の開発や仕入、販売、物流などを効率的かつ効果的に行うことができる「販売のプロ」を認定する資格であり、日本商工会議所が認定をおこなう小売・流通業界で唯一の公的資格です。販売士検定試験を合格すれば、「販売士」の称号を得ることができます。
一方、消費生活アドバイザーは、消費者と企業または行政等とのかけ橋となって、相談・指導・提言などをおこなうスペシャリストで、財団法人日本産業協会が認定しています。
どちらも流通業界にかかわる資格ですが、販売士が仕入れから販売まで担うことに比較すると、消費生活アドバイザーは、消費者からの苦情相談にアドバイスを行ったり、消費者の意向を企業経営や行政への提言に反映させるなど、相談・コーディネート業務に特化した資格といっていいでしょう。

販売士、消費生活アドバイザーの特長

  販売士 消費生活アドバイザー
認定団体 日本商工会議所 財団法人 日本産業協会
受験資格 とくになし とくになし
年齢制限 とくになし とくになし
試験地 各地の商工会議所 <1次試験>札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡
<2次試験>札幌、東京、名古屋、大阪、福岡
試験内容 <1級>筆記試験と面接
<2級・3級>筆記試験のみ
<1次試験>択一式の筆記試験
<2次試験>論文試験および面接試験
スケジュール <1級>2月
<2級>10月
<3級>7月と2月に試験を実施
<1次試験>10月初旬、合格発表11月初旬
<2次試験>11月下旬
費用 <1級>7,500円
<2級>5,500円
<3級>4,000円
12,600円(税込)

出典:日本商工会議所/財団法人日本産業協会(H23年3月現在)

どんな人におすすめですか?

販売士:小売・卸売業でキャリアアップをめざすならチャレンジしたい 消費生活アドバイザー:さまざまな業種からニーズが高い

販売士は各級とも男性の受験者が多く、1級では8割以上が男性です。小売・卸売業で働く人の受験が目立ちますが、流通業界への就職を目指す学生の受験も増えており、とくに3級では学生の受験者が半数にのぼります。流通業界で活躍したいと考えている人は取得しておいて損はない資格でしょう。
一方、消費生活アドバイザーの合格者は女性の受験者が6割と多く、製造業で働く人が3割以上を占めています。そのほか卸・小売業、金融・保険業、運輸・通信業サービス業など合格者の職種はさまざまで、公益事業や国・地方公共団体にかかわる人も少なくないことが特徴的です。

販売士検定3級の受験者 消費生活アドバイザー試験の合格者

難易度は?

販売士:3級は5割の合格率。1級は1割前後と超難関! 消費生活アドバイザー:おおむね2割前後の合格率

販売士検定試験の合格率は、1級が概ね10%前後、2級が50%前後、3級が50%〜60%前後となっています。1級の取得は困難ですが、それだけチャレンジしがいのある資格であるといえるでしょう。中には、学生の間に1級を取得するツワモノもいます。
消費生活アドバイザー試験の平成21年、22年の合格率は20.2%でした。こちらも決して低いハードルではありませんが、20歳から70歳まで幅ひろい合格者がいます。

どうやって勉強すればいいの?

販売士:公式・公認テキストのほか、e-ランニング等の講座も 消費生活アドバイザー:通信講座のほか、独学のための参考書も販売

販売士検定試験については公式・公認の学習教材のほか、出版社や教育機関が独自に作成した参考書や問題集が販売されています。また、受験対策講座、通信教育、eラーニングなどもあります。
消費生活アドバイザー試験の場合は、(学)産業能率大学が通信講座を開催しているほか、問題解説集が販売されており、スクーリングも行われています。

取得後の活躍の場は?

販売士:小売業、製造業、サービス業、卸売業などで活躍 消費生活アドバイザー:官民問わず、さまざまな業種で知識を生かせる

販売士は、デパート、スーパーなどの大規模な小売店の販売員、売場責任者や店長のほか、小売店のオーナー、製造業・サービス業・卸売業などの販売業務担当者として活躍しています。
一方、消費生活アドバイザーは、行政機関や公的機関の消費者相談センターや企業のお客様相談室・苦情受付での求人が多いようです。そのほか、広報部門やマーケティング部門でも資格を生かして働くことができます。接客業、サービス業などからも注目される資格です。

POINT!

2011.5.31 up!

  • 販売士
  • 消費生活アドバイザー

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