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日本だけでも1,000種類以上はあると言われている、資格・認定試験。
そして、その中には、「この資格とこの資格ってどこが違うの?」と悩んでしまう、よく似た資格も、たくさんあります。
このコーナーでは、名前が似ていたり、分野がかぶっていたり、一見しただけでは、どこが違うのか、わかりづらい資格を、さまざまなアプローチから、比較していきます!
第三回目は「国内旅行業務取扱管理者」「総合旅行業務取扱管理者」
どちらも旅行業務に関する資格ですが、どこが違うのでしょうか?

どんな資格なの?

国内旅行業務取扱管理者:国内旅行業務のみを扱う、総合旅行業務取扱管理者:海外及び国内の旅行業務を扱う

旅行商品を企画し、日程表をつくったり、交通機関や宿泊先等を予約したり、必要なチケットを発行するなどし、旅のサポートを行うスペシャリストを旅行業務取扱管理者といいます。旅行業者は、営業所ごとに旅行業務取扱管理者を1名以上選任しなくては営業できないことが、「旅行業法」に定められています。
旅行業務取扱管理者には、国内旅行業務のみを取り扱うことができる国内旅行業務取扱管理者(以下、国内)と、海外及び国内の旅行業務を取り扱うことができる総合旅行業務取扱管理者(以下、総合)の2つの資格があります。どちらも、観光庁長官が行う国家試験です。

  国内旅行業務取扱管理者 総合旅行業務取扱管理者
実施団体 (社)全国旅行業協会 (社)日本旅行業協会
受験資格・
年齢制限
特になし 特になし
扱う範囲 国内 海外及び国内
試験地 北海道、宮城、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、岡山、福岡、沖縄(平成22年度) 北海道、宮城、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄 (平成22年度)
受験内容 「旅行業法及びこれに基づく命令」「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」 「国内旅行実務」 「旅行業法及びこれに基づく命令」「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」 「国内旅行実務」 「海外旅行実務」
スケジュール 年1回実施(例年9月) 年1回実施(例年10月)
費用 5,800円 6,500円
合格ライン 各科目60%の正答(平成22年度) 各科目60%の正答(平成22年度)

国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者の特長

どんな人におすすめですか?

国内旅行業務取扱管理者:学生のうちに取得する人が多い、総合旅行業務取扱管理者:旅行関係で働く合格者が目立つ

比較的ハードルが低い「国内」は、旅行業界に就職を望む学生の受験者が多く、平成22年度の試験結果をみると、学生の合格者が約半数を占めています。
一方、「総合」は、合格者の圧倒的多数を旅行業で働く人が占めているのが特徴です。しかし、出願率をみると、大学生や専門学校生の受験者も少なくありません。「国内」「総合」の試験は試験範囲が重なっており、同じ年で両方を取得することも不可能ではないため、まずは腕試しもかねて、2つ同時に受験する人も多いようです。

受験者データ

受験者データ

どうやって取得すればいいの?

国内旅行業務取扱管理者:過去問題や研修を活用し、一発合格をめざせ、総合旅行業務取扱管理者:科目合格や一部免除で、スモールステップの取得も可能

「国内」の受験科目は、「旅行業法及びこれに基づく命令」「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」「国内旅行実務」の3科目です。「総合」の試験科目は「国内」試験と同様の3科目に「海外旅行業務」が加ります。ただし、「国内」試験に合格している人が「総合」を受ける場合には、「旅行業法及びこれに基づく命令」「国内旅行実務」の受験が免除されます。また、たとえ試験に合格できなくても、「国内旅行実務」「海外旅行実務」の2科目については60%以上得点すれば科目合格として認められ、翌年の受験時に免除となります。また、実施団体が旅行会社に勤務経験のある人を対象に、業務取扱管理者研修を開催しており、研修をクリアすれば、試験の一部が免除になります。
「国内」「総合」ともに、さまざまな問題集やテキストが市販されているほか、実施団体が過去問題をWEBサイトで公開しています。「国内」は独学で取得する人もいますが、予備校や通信教育などさまざまな勉強の機会が提供されているので、じょうずに活用するといいでしょう。

難易度は?

国内旅行業務取扱管理者:例年3〜4割程度の合格率で推移、総合旅行業務取扱管理者:「国内」に比較すると難しいといわれるが・・・

「国内」の合格率は例年30〜40%前後になっています。H22年度は、受験者数が16,287人で合格率は32.8%でした。一方、「総合」は「国内」に比べて若干ハードルが高いといわれており、合格率は25〜35%で推移しています。けれども、H22年度は受験者数が13,351人のうち、合格率は全科目受験者で23.7%、一部科目免除者も含む全体で37.1%と、全体では「国内」と同じくらい高い合格率となりました。

旅行業務取扱管理者の合格率 (値=%)

  H18年 H19年 H20年 H21年 H22年
国内旅行業務取扱管理者 33.4 46.7 32.2 40.1 32.8
総合旅行業務取扱管理者 32.7 35.8 34.3 25.5 37.1
出典:(社)全国旅行業協会/(社)日本旅行業協会

取得後の活躍の場は?

旅行関係のシゴトは資格が必須ではなく、必ずしも資格がなければ旅行会社に就職できないわけではありません。しかし、資格を取得することは、旅行業務全般に対する知識の証明となり、管理職に昇進するチャンスにつながります。とくに「総合」の取得者には資格手当を支給する会社もあり、待遇アップが期待できます。さらに、旅のスペシャリストとして経験を積み、顧客をつかめば、独立・開業も夢ではありません。

POINT!

2011.1.14 up!

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