• e-資格&スキルガイド
  • 徹底比較!とるなら、どっち? VOL.20「2級キャリア・コンサルティング技能士」VS「CDA資格認定試験」

徹底比較!とるなら、どっち? VOL.20「2級キャリア・コンサルティング技能士」VS「CDA資格認定試験」 バックナンバーはこちら

日本だけでも1,000種類以上はあると言われている、資格・認定試験。
そして、その中には「この資格とこの資格ってどこが違うの?」と悩んでしまう、よく似た資格も、たくさんあります。
このコーナーでは、名前が似ていたり、分野がかぶっていたり、一見しただけでは、どこが違うのかわかりづらい資格を、さまざまなアプローチから、比較していきます!
第20回目は「2級キャリア・コンサルティング技能士」VS「CDA資格認定試験」
どちらもキャリア形成をサポートする専門職のための検定・試験ですが、どんな特色があるのでしょうか?

どんな資格なの?

2級キャリア・コンサルティング技能士:3年以上の実務経験をもつ専門家を認定 CDA資格認定試験:確かな力をもつコンサルタントを育成

就職・再就職・転職などを希望する人に対し、スキルや実績、希望などさまざまな情報をもとにキャリア設計をサポートすることをキャリア・コンサルティング(またはカウンセリング)といいます。日本にはいくつかのキャリア・コンサルタントの資格があります。
キャリア・コンサルティング技能士は、国の技能検定(働く人々の技能を証明する国家検定制度)のひとつです。2008年に2級が開始され、2011年には1級も始まりました。登竜門となる2級の試験でも、3年〜10年の実務経験が必要で、高い専門性が求められます。
一方、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)資格認定試験は、日本キャリア開発協会が認定する民間資格です。厚生労働省のキャリア・コンサルタント能力評価試験として認められている10団体の標準レベル試験の中で資格保持者が最も多い団体で、CDA資格を取得すれば、2級キャリア・コンサルティング技能検定を受検するのに必要な実務経験が、最短で3年に短縮されます。

2級キャリア・コンサルティング技能士、CDA資格認定試験の特徴

  2級キャリア・コンサルティング
技能士
CDA資格認定試験
認定団体 特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会
受験資格
・年齢制限
・5年以上の実務経験を有する者
・学校教育法による大学において検定職種に関する科目について20単位以上を修得し、卒業した者で、4年以上の実務経験を有する者。
・標準レベルキャリア・コンサルタント養成研修と同等若しくはそれ以上の養成研修を受講し、修了した者で、4年以上の実務経験を有する者
・学校教育法による大学院において検定職種に関する科目について8単位以上を修得し、修了した者で、3年以上の実務経験を有する者。
・標準レベルキャリア・コンサルタントで、3年以上の実務経験を有する者。
【一次試験】
次の条件をすべて満たすことが必要です。
(1)20歳以上であり、社会人として通算3年以上の職業経験がある。
(2)CDAカリキュラム(養成講座)を修了している、または修了相当であること。
・修了相当とは、企業・団体で人事・教育関連業務を10年以上経験しているなど。詳しくは公式サイトを参照してください。
・CDAカリキュラム修了者の場合は、終了日から5年以内であること。
【二次試験】
一次試験合格後、2年以内であること。
出題範囲 【学科試験】
4肢択一試験(50問)
「キャリア・コンサルティングの社会的意義、相談実施等に係る諸理論及び諸制度、相談実施技法、相談実施の包括的な推進と効果的な実施能力」について。
【実技試験】
論述試験と面接試験(ロールプレイおよび口頭試問) 「キャリア・コンサルティング作業」について
【一次試験】
「CDAが修得すべき12の能力の基礎知識」について。学科(筆記)試験。
【二次試験】実技(面接・ロールプレイング)試験(約20分)
試験地 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 【一次試験】
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、(沖縄/開催されないこともあります)
【二次試験】
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
スケジュール 【学科試験】12月(後期)
【実技試験(論述)】6月(前期)・12月(後期)
【実技試験(面接)】7〜8月(前期)・1〜2月(後期)
【一次試験】2月、6月、10月
【二次試験】4月、8月、12月

出典:キャリア・コンサルティング協議会/日本キャリア開発協会

どんな人におすすめですか?

2級キャリア・コンサルティング技能士:実務経験を持っている人におすすめ! CDA資格認定試験:スキルアップや転職をめざす人に最適

2級キャリア・コンサルティング技能検定は、既にキャリア・コンサルタントとして働いてきた人が実力を証明するために受検することがほとんどです。そのため、受検者の平均年齢も48〜50歳と高いのが特徴。受検資格のひとつに、「標準レベルキャリア・コンサルタント(※)で、3年以上の実務経験を有する者」という区分があり、この区分で受検する人が最も多くなっています。
一方、CDA資格認定試験は、2級キャリア・コンサルティング技能検定に比較すると、受験資格のハードルが低く、これからキャリア・コンサルタントとして活躍したい人や、転職を考えている人も受験が可能です。

(※)標準レベルキャリア・コンサルタントとは、キャリア・コンサルタント能力評価試験として指定されている試験に指定期間中に合格することなどが条件になっており、CDA資格認定試験も対象のひとつです。多くの場合は、「特例講習」を修了することで、技能検定学科試験の免除を受けることができます(この特例措置は平成25年度末で終了します)。

どうやって取得すればいいの?

2級キャリア・コンサルティング技能士:まずは過去問題を活用! CDA資格認定試験:養成講座に通い、基礎から学ぼう

2級キャリア・コンサルティング技能検定に関しては、協議会HPに「過去問題・解説集」についての案内が掲載されているので、活用しましょう。
一方、CDA資格認定試験を受験するためには、協会が認定した教育機関でCDAカリキュラム(養成講座)を修了するか、協会から「CDAカリキュラム修了相当の者」と認められなければなりません。CDAカリキュラムの内容は、米国最大のキャリア開発協会NCDAのカリキュラムをベースに、日本の雇用事情・職業事情に対応して開発されています。

難易度は?

2級キャリア・コンサルティング技能士:2〜3割の難関試験 CDA資格認定試験:合格率は5割前後で推移

2級キャリア・コンサルティング技能検定は学科試験と実技試験に分かれており、学科試験の合格率が最近では概ね30%弱、実技試験の合格率が25%前後になっています。比較的ハードルの高い試験なので、学科試験と実技試験を複数回に分けて受検する人もいます。
一方、CDA資格認定試験も1次試験(学科)と2次試験(実技)に分かれています。近年の合格率は1次2次ともに50%をやや下回る率で、1次2次を通しての最終合格率としては21-22%となってます。

2級キャリア・コンサルティング技能検定の合格率

2級キャリア・コンサルティング技能検定の合格率

出典:キャリア・コンサルティング協議会

CDA資格認定試験の合格率(1次2次を通して)

CDA資格認定試験の合格率

出典:日本キャリア開発協会

取得後の活躍の場は?

企業の人事部門や、派遣業界、教育機関でニーズが高い!

キャリア・コンサルタントは、さまざまな企業の人事部門のほか、労務・教育部門、職業安定機関、人材派遣業界、そして大学等の教育機関などで活躍しています。大学や専門学校等に勤めている教員が、適切な進路指導をおこなうために資格を取得する例もあります。 中小企業診断士、産業カウンセラー、社会保険労務士などの資格をあわせもち、独立開業のコンサルタントとして仕事の幅を広げていけば、高収入を望めます。

POINT!

※従来の能力基準が改定され平成25年4月以降に実施されるCDA認定試験は厚生労働省が示した新能力基準に準拠した試験(養成コースカリキュラムも変更される)が実施されます。その段階では、2級技能士と標準レベル キャリア・コンサルタントの知識面でのレベル差はほとんどなくなります。(平成23年3月「キャリア・コンサルティング研究会 報告書」p.116、p.175、p.120参照)

2012.7.11 up!

  • 2級キャリア・コンサルティング技能士
  • CDA資格認定試験

バックナンバー

どっちコンテンツ

どちらを取得するべき?似ている資格を、さまざまなアプローチから、徹底比較!

PR