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徹底比較!とるなら、どっち? VOL.16「CAD利用技術者試験」VS「建築CAD検定試験」 バックナンバーはこちら

日本だけでも1,000種類以上はあると言われている、資格・認定試験。
そして、その中には「この資格とこの資格ってどこが違うの?」と悩んでしまう、よく似た資格も、たくさんあります。
このコーナーでは、名前が似ていたり、分野がかぶっていたり、一見しただけでは、どこが違うのかわかりづらい資格を、さまざまなアプローチから、比較していきます!
第16回目は「CAD利用技術者試験」VS「建築CAD検定試験」です。
コンピュータで設計図面などを作る技術についての2つの資格を紹介します。

どんな資格なの?

CAD利用技術者試験:建築・機械・トレースと3分野がある試験 建築CAD検定試験:建築CADと建築知識の試験

かつては手書きだった建築や機械の図面も、コンピュータで作成する時代です。CADとはコンピュータで製図する作業のことで、今では、建築・土木、機械をはじめ住宅・設備、インテリア、アパレルなど幅広い業界で標準的に使われています。
CAD利用技術者試験は、平成2年の創設以来、延べ17万人以上の合格者を輩出しています。基本的にCAD経験者の受験を想定した試験で、これから学ぶ人に対してはCAD利用技術者基礎試験を提供しています。
一方、建築CAD検定試験は、平成5年にスタートした建築分野でおこなうCADのための試験で、合格者も4万人を越えています。全国400校を越える教育期間で導入されており、例年5千人を超える人が受験しています。

CAD利用技術者試験、建築CAD検定試験の特徴

  CAD利用技術者試験 建築CAD検定試験
認定団体 社団法人 コンピュータソフトウェア協会(CSAJ) 一般社団法人 全国建築CAD連盟(AACL)
受験資格
・年齢制限
下位の級では特になし。
上位の級は、基本的の下位の級の合格または過去の合格実績が必要。
特になし
受験内容 1級と2級に分かれており、1級はさらに建築・機械・トレースの3分野がある。筆記試験と実技試験(2級除く)がおこなわれる。
CAD利用技術者基礎試験では、WBT方式での実施。
合格基準は、筆記試験・実技試験とも(または出題分野ごと)50%以上、全体では70%以上。
准1級、2級、3級、4級に分かれており、実技試験がおこなわれる。
ただし、4級は団体受験のみで実施。
試験地 全国各地 全国各地
スケジュール 年2回実施(6月(前期)、11月(後期))
基礎試験は申込次第随時実施
一般受験:年2回実施(4月、10月)
団体受験:年4回実施(4月、7月、10月、1月)
費用 1級:15,000円
2級:5,500円
併願:18,500円
基礎:4,000円
准1級:14,000円
2〜3級:10,000円
4級:3,000円

どんな人におすすめですか?

CAD利用技術者試験:現在関連業界で働いている人の受験が多い 建築CAD検定試験:建築CADを始めたい人におすすめ

CAD利用技術者試験は、試験全体で見ると、受験者の業種は建築事務所や機械部品製造などの仕事をしている受験者が60%以上になります。受験動機としては、自己啓発の36.6%がもっとも多く、就職・転職のために受験する人が約30%となっています。年齢では20〜30代が70%以上を占め、若手から中堅の業界経験者が受験するという傾向が見て取れます。

建築CAD検定試験は、CADのスキルと同時に基礎的な建築知識も求められる試験です。4級は高校での団体受験のみ実施しており、学生向けです。2級以上になるとより建築製図の知識も必要になり建築CADに特化した内容になるので、周辺知識を広げ、建築CADのスキルを極めたい人はステップアップしやすい試験です。

どうやって勉強すればいいの?

CAD利用技術者試験: テキストを利用しつつ受験級によってはスクールも 建築CAD検定試験:自宅にCAD環境を作って着実にスキルアップ

CAD利用技術者試験は、級ごとの公式ガイドブックのほか試験対策書籍が発行されています。建築CAD検定試験も、公式ガイドブックや過去問題集が発行されており、試験前には模擬テストも受けられます。
どちらの試験でも実技が必要になるので、CADソフトウェアを使っての学習は必須です。CADソフトウェアは業界や職場によって使われているものが異なります。場合によっては高価なCADソフトウェアを用いるので、試験に対応しているスクールを利用する方法も考えましょう。これらの試験は、高校の建築科、専門学校、大学、職業訓練校などで授業の一環として受験をフォローしているケースがあります。
また、建築業界で普及しているCADソフトウェアの「Jw_cad」はフリーソフトなので、学習環境を整えるハードルが少し下がるといえます。

難易度は?

CAD利用技術者試験:一定した合格率で、難度を高い位置でキープ 建築CAD検定試験:しっかり学べば3〜4級の取得は難しくない

CAD利用技術者試験では、1級の合格率は、ここ2年ほどで上がってきており、どの分野も30%前後〜40%前後ですが、建築分野で比較的難易度が高い傾向があります。2級合格率は例年50%前後で推移しています。
建築CAD検定試験の合格率は、例年一定しています。3〜4級の合格率は、80〜90%と、2級合格率が50〜60%前後です。准1級の合格率は20%前後と難度が高く、2級との間に大きな開きがあります。

CAD利用技術者試験の合格率(過去5回)

出典:CSAJ

建築CAD検定試験合格率の推移

出典:AACL

取得後の活躍の場は?

CADスキルは、さまざまな業界で日常的に使われているものです。建築・土木、機械、住宅・設備、インテリア、アパレルなどCADで設計図を作成するあらゆる職場で、CADオペレーターとして就職する道があります。経験を積めば、独立して外注を受けることも可能な仕事です。また、正社員のほか、派遣やパートなどの雇用形態もあり、特に女性にとっては将来にわたって働き方の選択肢が増えます。

POINT!

2012.2.29 up!

  • CAD利用技術者試験
  • 建築CAD検定試験

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